ラベンダーはアロマの王道ですよね !(^^)!
ドテラのラベンダーを嗅いだ時「知っているラベンダーの香りと違う~(゚д゚)!」とおどろきました。独特の匂いや嫌味なく、今まで嗅いだことのあるラベンダーと違っていました。ドテラのラベンダーは心地よくて、やさしい香りです。

印象に残ったことは👇
ラベンダーの人物イメージは、やさしいお母さん。傷ついた身体や心をやさしく癒し、心地よく眠りに誘ってくれる穏やかな女性♡
植物としての特徴
地中海地方に自生しているラベンダーは交雑種を生じやすい性質をもち、たくさんの種類があります。真正ラベンダーは標高1000m以上の高地に生育しています。南フランス・グラースのラベンダー畑は、7月の満開時に出かけると美しい紫のグラデーションが見事です。
花茎を伸ばして、その先端に穂状に小さな花をたくさん咲かせます。花同士が決して重なり合わないように平行して距離を保ちながら咲く姿から、ラベンダーの「バランスをとる」という性質がうかがえます。
標高1600m以上に育つラベンダーは、ハイアルト ラベンダー、プレミアム ラベンダー、ラベンダー AOCなどといわれ、より貴重なものとされています。
精油の特色
フローラルで、ウッディーで、くっきりとしたハーブ特有の香り。ハイクオリティーのラベンダーは、エステルが多い分、香りがやさしく、品がよい。鼻の奥にもたつく、もわっとするような湿度感が少ないです。草の香りがほのかに漂う甘く透明感のある香り。
- イメージ…涼風、草原、清潔感、こもる、落ち込む
精油の安全性
非常に安全性が高い精油です。低血圧の方は連続使用に注意しましょう。
主な成分(効能)
- 酢酸リナリル…38.43%
- 神経バランス回復作用、抗炎症作用、鎮痛作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗ウイルス作用、血圧降下作用
- リナロール…23.61%
- 鎮静作用、交感神経の興奮を鎮める作用、血流増加作用、抗うつ作用、中枢神経抑制作用、抗菌・抗真菌作用、抗炎症作用、弱い局所麻酔作用
- シスオシメン…4%
- テルピネン_4_オール…4%
- 酢酸ラバジュル…3.35%
- その他
ラベンダーの命は、酢酸リナリル。純粋な真正ラベンダーのから抽出することはもちろんですが、収穫後、きちんと平等に日の光に当てて乾燥させるプロセスをしっかりすることで、よりエステルの含有量が高い精油が取れるといわれています。質のいい酢酸リナリルの含有率の高い精油ほど、エステルは、湿度に弱く、加水分解しやすいので、厳重に管理する必要があります。
特にドロッパー部分についた精油は、劣化しやすいので、瓶から直接嗅ぐよりも、ムエットで中身の精油の香りをしっかりと確認する必要があります。
精神的アプローチ
自律神経・精神のバランスを整えてくれる香りです。怒りをやわらげ、疲労こんぱい、不安からくる不眠症を回復に導きます。ラベンダーは代名詞のように「不眠に」と言われる精油ですが、わが国になじみのある柑橘類のほうが落ち着いて眠れることも多いです。フランス・グラース産のラベンダーは、いい意味でよそものの香りで、異国文化のアロマを楽しんでいるプチ贅沢を楽しめます。日常とは違うことをすることで癒される現代人にとってはやはり、スローライフを刻む南フランスの匂いが瓶から香ることでリラックスするのでしょう。
身体的アプローチ
「精油の中の万能薬」といわれ、多くのトラブルによい影響をもたらしますので、必ず持ち歩きたい1本です。
- 血圧を下げて心臓を鎮静させます。報告浴で利用するとよいでしょう。
- 痛みを和らげる効果も高く、捻挫、寝違い、リウマチなどに有効です。
- やけど、皮膚の炎症やかゆみ、虫刺されなどにも使えます。特にやけどや虫刺されは、直後に塗布すると、やけど後に特有のさすような痛みを避けることができますが、時間がたってしまうと効果が薄れます
女性系トラブルなど全般に効果的ですが、妊娠初期は使用を避けましょう。
オールスキンタイプのフェイシャルに使用できます。おすすめはラベンダー1滴+イランイラン1滴→至福のリラクゼーションをもたらすフェイシャルブレンドです。濃度は0.5~1%濃度にしましょう。
肌へのアプローチ
やけどや日焼け、傷の手当てに…抗菌、抗炎症、鎮痛、細胞成長促進作用と、やけどをしたときの回復に役立つ作用がそろっています。軽いやけどや日焼けした肌をすみやかに回復してくれます。大切なのは、まず清潔な水で冷やしてからケアをすること。吹き出物やフケが気になる肌や頭皮のケアにも有効。虫さされや小さな傷、床ずれのケアなどにも役立ちます。
利用の仕方
- 主な使用法…芳香浴、沐浴、ボディートリートメント、スキンケア、ヘアケア、洗濯
- 単体での活用例…洗濯の際、洗剤と一緒に2~3滴入れる。疲れたときはシャワーの足元に2~3滴、または枕元に1~2滴(多すぎると眠りの妨げに)。時差ぼけ解消には睡眠時の利用を。
- ブレンドアドバイス…多くの精油と好相性。とくに柑橘系、花系、樹木系など。ブレンド全体のバランスをとると同時に、ラベンダー自身も違った表情を見せてくれる。
- ブレンド例…
- ラベンダー1滴+ローマンカモミール1滴→どこまでもやさしい香り
- ラベンダー1滴+ベルガモット2滴→おだやかで安らぎを感じる香り
- ラベンダー1滴+コリアンダー1滴→元気を取り戻せるような明るい香り
- ポツッと吹き出物ができたら、綿棒に1滴とってやさしくつけます。原液は炎症を起こすこともあるので、綿棒に水をふくませておくとよいでしょう。
ラベンダーにピッタリな人は…
アロマテラピーといえば、まずその名が上がるラベンダー。色の名前にもなっている美しい薄紫の花は、姿も香りも人を穏やかに癒してくれます。刺激もすくなく、安眠や鎮静・鎮痛・傷や虫刺されなど幅広い用途に使うことができる万能精油です。
人物イメージはもちろん、やさしいお母さん。傷ついた身体や心をやさしく癒し、心地よく眠りに誘ってくれる穏やかな女性です。
ラベンダーの花同士の間に空間を保ち浮かぶように咲く姿は、何に対してもバランスを整えることが得意な精油の特徴がそのまま生きている姿にも反映されています。実際に、精油は自律神経のバランスを整えたり、ストレスで水分や皮脂のバランスが崩れた肌コンディションを落ち着かせるのが得意です。人間関係においても人と適度な距離を保ちながら上手に付き合うバランス感覚を表しています。万能精油といわれ、温かく何でも、受け止めてっくれますが、子供をきちんと自立させてくれるすばらしいお母さんです。子供を愛しながらもべたべたと甘やかすことなく、のびのびと育てながら必要な時にそっとサポートする、ゆったりとした愛を感じさせてくれるアロマです。アロマ界のマザーでもありますね。
引用文献:あたらしいアロマテラピー事典(著 木田順子)・香りの「精油事典」(著 太田奈月)
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